新しいテクノロジーが新たな可能性を切り開く
土壌粒度分析にはこれまで、極めて古典的で手間のかかる方法か、非常に高価な方法の二択しかありませんでした。比重計(またはピペット)法は、煩雑で手作業が多く、誤差が生じやすい手法です。一方、超高額なレーザー法は、粘土のような扁平な粒子が測定を乱すため、精度に課題があります。どちらの方法も、膨大な時間を浪費してしまう可能性があります。そこで誕生したのが PARIO です。
完全な粒度分布曲線を、もっと簡単に
PARIO は自動化によって、土壌粒度分析に必要な時間と労力を大幅に削減します。ストークスの法則に基づいて 63 μm 〜 2 μm の範囲で粒度分布を算出し、従来のように離散的な数点だけでなく、完全な粒度分布曲線を容易に取得できるようにします。
測定開始後は、終了時のバルブ開放を除き、無人で自動運転が可能です。セットしておくだけで、必要なデータが揃った測定結果が完成しています。
新しい手法が、誤差と作業負担を大幅に削減
PARIO は、これまで研究室で行ってきたサンプル前処理をそのまま利用できるため、既存のワークフローに無理なく組み込めます。従来の粒度分析で時間と手間のかかっていた「比重計法」の工程を、より高精度な「Extended Integral Suspension Pressure Method」(ISP+)によって自動化し、置き換えることで誤差を低減します。この手法では、比重計の挿入やピペットによる懸濁液のサンプリングが不要となり、沈降プロセスを乱すことがありません。さらに自動化により、手作業による読み取りや計算ミスといった人為的誤差も排除できます。その結果、誤差率は驚異の ±0.5%。これは、従来のどの粒度分析手法よりも高いレベルの精度です。
ストークスの法則に基づく測定方式
PARIO の測定原理はストークスの法則に基づいています。
そのため、レーザー回折法や画像解析法など、ほとんどの自動測定手法で必要となるような、土壌ごとの補正式(トランスファーファンクション)による補正が不要です。
本当に重要なことに、もっと時間を使えるように
PARIO 土壌粒度分布計測装置には、データ取得・可視化・評価・エクスポートを自動で行える、使いやすいオールインワンのソフトウェアが付属しています。さらに、PARIOはLABROSシステムの一部として、 HYPROP, KSAT、 WP4Cと組み合わせることで、土壌の物理特性・水分特性を総合的に評価することができます。
これらすべては、粒度分析にかかる作業時間を削減しつつ、精度を向上させるという一つの目的のために設計されています。面倒な手作業の測定に何時間も費やす必要はありません。あなたの研究に集中してください。