あなたの時間の価値はどれほどでしょうか?
トレンチを掘ったり、ボーリング孔の奥深くに手を伸ばして空隙を除こうとする作業は、研究者にとって膨大な時間と労力を要します。 しかも、手作業による設置にはヒューマンエラーが発生するリスクも高くなります。 こうした課題を解決するために、私たちは TEROS センサー用設置ツール(ボーリング孔用)を開発しました。
設置作業の時間を短縮し、より良いデータを得る
土壌水分を正確に測定するには、精密なセンサー設置が欠かせません。 正しく設置されなければ、どんなに入念にキャリブレーションしても、得られるデータは正確とは言えません。
現場の撹乱を最小限に抑え、作業負担を軽減し、センサーデータの精度を向上させる
TEROS センサー設置ツールは、ボーリング孔にセンサーを素早く・正確に設置するために開発されました。従来のように大きなトレンチを掘る方法では、土壌の構造が乱れてしまい、空隙や優先流を生み出すことで、土壌センサーによる体積含水率の測定精度に悪影響を及ぼします。 この設置ツールでは、直径約10 cm(4インチ)の小型ハンドオーガー孔だけを使用し、大規模なトレンチを掘ることなく、より深い位置への設置が可能となります。 これにより、土壌の撹乱をほとんど生じさせず、狙った深さにセンサーを直接挿入できるため、作業負担も大幅に軽減されます。
設置ツールには、深さ2 mまでの設置に必要な装置が含まれていますが、エクステンションを追加することで、さらに深い設置(深さ5 mまで)にも対応できます。
一つのツールで、もっと多くの作業を
新しい設計により、TEROS 10、11、12 土壌水分センサーや、TEROS 21 水ポテンシャルセンサーを含む ほとんどの TEROS センサーの設置が可能になりました。
TEROS センサー設置ツール(ボーリング孔用)には、各センサーを土壌に押し込む際にしっかり固定し、設置後はスムーズにリリースできる 専用アダプターが付属しています。さらに、TEROS 21 を最適な角度で挿入するための、パイロット孔作成用アダプターも含まれています。
撹乱の少ない土壌に対し、ほぼ任意の深さに高速かつ安定してセンサーを設置できるため、作業効率が格段に向上します。
エラーの余地を最小化
正確な土壌水分の測定には、センサーと土壌の良好な接触が不可欠です。センサーニードルと土壌のすき間に空気や水が入り込むと、測定値に大きな影響を与えてしまいます。TEROS センサー設置ツール(ボーリング孔用)は、空隙や優先流を排除することで、正確な設置を可能にするよう設計されています。 手作業ではなく、機械的なレバーを使用することで、センサーを硬い粘土質の土壌でも垂直に、均等な圧力でまっすぐ挿入し、優しくリリースできます。その結果、安定した高精度な設置が実現します。さらに、設置深度とセンサー配置を正確に設定できるプレートガイドを採用。ボーリング孔の周囲に4点配置できるため、設置位置の記録も簡単で、ケーブルの保護や取り外しもスムーズです。TEROS センサー設置ツールを使えば、より多くの測定データを収集するだけでなく、すべてのセンサーが正しく設置されているという安心感も得られます。
穴が小さければ、悩みも小さい
METER の他の機器と同様に、TEROS センサー設置ツール(ボーリング孔用)は、より高い精度をより少ない労力で実現します。腕が届く深さよりもはるかに深いボーリング孔にセンサーを設置できるため、同じ深さの溝を掘るのに2時間以上かかるところを、このツールを使えば約30分で完了します。また、懐中電灯も装備されているので、穴の中を見るだけでなく、確実に挿入することもできます。これら全てが、大幅な時間の節約と手間の軽減につながるのです。
水分センサー設置をもっとスマートに
TEROS センサー設置ツール(ボーリング孔用)は、迅速・簡単・正確な挿入を実現するため、従来のような集中的な現場作業はもはや過去のものとなりました。 手作業による特注製造で生まれたこの超堅牢なツールは、より深い位置へのセンサー設置を、より簡単に、より速く、そしてより高精度に行えるよう設計されています。 かつては気が重かった設置作業も、今ではむしろ楽しみになるでしょう。